
画像の自動生成って何?
勝手に画像が作られてるってこと!?
こういった疑問に答えます。
本記事の内容
- WordPressで画像の自動生成を停止する方法
- すでにアップロード済みの不要な(未使用)画像を削除する方法
WordPressに画像をアップロードすると、オリジナル画像以外に自動生成される画像が何枚もあるって知ってましたか?
2048px以上の大きな画像をアップロードした場合、サーバーにはオリジナル画像以外に10枚もサイズ違いの画像がアップロードされている可能性があります。

サーバー内に自動生成された画像
この記事を書いている僕はこれをブログ歴1.5年、101記事、511のオリジナル画像をアップロードした後で気づき、地獄を見ました。笑
これを読んでいるあなたが、そんな過ちを起こさないよう画像の自動生成を停止する方法をシェアします。
本記事を読んだら、今すぐやってみてください!
そもそも画像をアップロードする時の注意点は下記です。
- 不要な画像はそもそもアップロードしない
- 画像はなるべく縮小する
- 画像はなるべく圧縮する
サイトの表示に3秒以上かかるとユーザーの53%が離脱するというデータがあります。
サイトが重くなる原因の半分〜(下手すると)90%以上を占めるのが『画像』です。
画像には3種類あります。
- オリジナル画像
- WordPressテーマ指定サイズの画像
- WordPressメディア指定サイズの画像
②はテーマによって生成される画像サイズが違います。
当ブログのテーマ『JIN』指定サイズは下記です。(現在は「AFFINGER5」を使用しています)
- 150 × 150px
- 320 × 180px
- 640 × 360px
つまり、640px以上の画像をアップロードした場合、サーバーには上記3サイズの画像がプラスされているわけです。
ちなみに僕は『①オリジナル画像』以外は必要ないだろうと2時間かけて全削除した挙げ句、ほとんどの画像が表示されなくなりました。。
設定前は必ずバックアップを取るようにしましょう。
①②は削除できないので、今回は『③WordPress指定サイズの画像』を自動生成しない設定を行います。
WordPressメディア指定サイズは下記で統一されています。
- 150 × 150px(サムネイル)
- 300 × 300px(中サイズ)
- 1024 × 1024px(大サイズ)
- 768 × 高さは上限なし(レスポンシブ用サイズ)
まずはサクッと停止してしまいます。
もくじ
【今すぐやるべき】WordPress画像の自動生成を停止する方法
カンタン2ステップ
- 『設定』 › 『メディア』の画像サイズをすべて『0』にする
- 『medium_large_size_w』も『0』にする
『設定』 › 『メディア』の画像サイズをすべて『0』にする
WordPressの管理画面で『設定』の中の『メディア』をクリックしてください。
画像のように6つの項目をすべて『0』にして『変更を保存』をクリック。
これで3サイズの自動生成は停止されます。
『medium_large_size_w』も『0』にする
次にアドレスバーに下記を入力してください。
https://あなたのサイトアドレス/wp-admin/options.php/
隠しオプションページが開きます。
『command』+『F』でページ内検索ボックスを開き
medium_large_size_w
と入力してください。
『medium_large_size_w』の項目も『0』にして、『変更を保存』をクリックしてください。
以上で設定は完了です。カンタンですね。
これで今後WordPressメディア指定サイズの画像が自動生成されることはありません。
しかし、すでにアップロード済みの画像は手動で削除する必要があります。
すでにアップロード済みの画像を削除する方法
3ステップ
- 未添付の画像を削除する
- 自動生成された画像をFTPサーバーで削除する
- サイトと管理画面内の画像の表示をチェックする
未添付の画像を削除する
ここからは必要に応じて作業を行ってください。
1枚につき数枚の画像が生成されることを考えると未使用の画像を残しておくことはオススメしません。
『メディアライブラリ』の『すべてのメディア』 › 『未添付』に変更すると記事内で使われていない画像だけが表示されます。
しかし、ヘッダーのロゴやタブのファビコン、TwitterやFacebook投稿用のOGP画像などは未添付として扱われます(実際に僕の4枚の画像はすべて使用しています)。
逆に未使用なのに記事とまだ紐付けられていて表示されない場合もあるので、あまり信用しないで慎重に削除する必要があります。
自動生成された画像をFTPサーバーで削除する
前述のように、オリジナル画像は『メディアライブラリ』から『完全に削除する』ことで自動生成された画像も一緒にサーバーから削除することができます。
しかし、オリジナル画像は残して自動生成された画像だけを管理画面で削除する方法はありません。
ググると『DNUI』というプラグインがヒットしました。
実際に使ってみましたが、全画像が『Not used(未使用)』と表示されてしまい機能しませんでした。
4年以上更新されていませんし、悪い噂しか聞かないので使用しない方が良いです。
そこで今回は『FTPサーバー』を使います。
画像はFileZillaの画面です。
WordPressにアップロードした画像は下記のように『年月別のファイル』に保存されています(エックスサーバーの場合はpublic_htmlフォルダの直下にwp-contentフォルダが入る)。
あなたのサイトアドレス › public_html › wp-content › uploads › 2020 › 06
このファイルの中を確認し、不要なサイズの画像の上で右クリック › 削除することになります(一括選択も出来ます)。
先の画像は試しに幅・約6000pxの大きな画像を(上記設定を何もせず)アップロードした場合に生成された画像です。実に11枚もあります。
下記は画像をサイズの小さい順に並べたものです。
アイキャッチ画像は幅・760px、記事内に挿入する画像は幅・700pxとした場合の『残す/削除』一覧(残す4枚/削除7枚)
- 残す - the-magic-of-memos.jpg(オリジナル画像)
- 削除 - the-magic-of-memos-scaled.jpg
- 残す - the-magic-of-memos-150x150.jpg(テーマ指定)
- 削除 - the-magic-of-memos-300x200.jpg(メディア指定)
- 残す - the-magic-of-memos-320x180.jpg(テーマ指定)
- 残す - the-magic-of-memos-640x360.jpg(テーマ指定)
- 削除 - the-magic-of-memos-768x512.jpg(メディア指定)
- 削除 - the-magic-of-memos-1024x683.jpg(メディア指定)
- 削除 - the-magic-of-memos-1280x720.jpg(大きすぎる)
- 削除 - the-magic-of-memos-1536x1024.jpg(大きすぎる)
- 削除 - the-magic-of-memos-2048x1365.jpg(大きすぎる)
ちなみに、オリジナル画像511枚の場合のサーバー内の(オリジナル含む)画像の総アップロード数は2025枚でした。
『uploads』ファイルの上で右クリック › ダウンロードすることで画像をまとめてバックアップすることも可能です。
また、『uploads』の中には画像以外にプラグイン関連のファイルが保存されている場合もあります(基本は『plugins』の中にあります)。
現在は削除済みのプラグインのファイルなど不要なら削除しても大丈夫です(自己責任でお願いします)。
サイトと管理画面内の画像の表示をチェックする
画像の削除が終わったら『PCとスマホ』で下記をチェックしましょう(設定していない画像はスルーしてください)。
チェックリスト(サイト内)
- ヘッダーのロゴ画像
- タブのファビコン画像
- 記事のアイキャッチ画像
- 記事内で使用している画像
- 記事内で使用している吹き出し画像
- プロフィール画像
- ピックアップ記事のアイキャッチ画像
- 人気記事のアイキャッチ画像
- OGP画像
テーマで自動生成された画像は主に⑥⑦⑧で使用されていることが多いです。
また、ユーザーからは見えませんがWordPressの管理画面に影響を及ぼす可能性もあります。
チェックリスト(管理画面内)
- メディアライブラリのリストビュー
- メディアライブラリのグリッドビュー
削除した直後は『新たに画像をアップロードできるか』も念のため、確認してみてください。
作業は以上です。
自動生成に関しては、画像を初めてアップロードする時に『設定どうします?』っていうポップアップを出して欲しいくらいですよね🥺