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革命のファンファーレ 現代のお金と広告|西野亮廣【要約まとめ】

2019年9月1日

革命のファンファーレ 現代のお金と広告 | 西野亮廣【まとめ】

一度読んでみて本当に良かった本だけを記事にしていきます。

記念すべき第1回は僕が最も尊敬する人物「現代の革命家・西野亮廣」さんのビジネス書「革命のファンファーレ 現代のお金と広告」です。

どうしてもこの本から始めたかったんです。本書を軸にビジネスパーソンとしての西野さんのバイオグラフィをまとめました。

TOTO
TOTO
どっこい西野さんて昔、お笑い芸人だったんだぜ?
GIGLIO
GIGLIO
イェイイェイ

この記事はこんな人にオススメ

  • 「西野」って何やってるの?
  • 「革命のファンファーレ」が気になる
  • 「現代の革命家・西野亮廣」の頭の中が知りたい

革命のファンファーレ 現代のお金と広告|西野亮廣【要約まとめ】

  • 優秀なのはいつだって年下
  • 職業には寿命がある
  • 革命のファンファーレは鳴った
  • "好きなことをしないで"生きていけるほど、世の中は甘くない
  • お金とは信用を数値化したもの
  • クラウドファンディングとは信用を換金する装置である
  • 認知と人気、好感度と信用度の違い
  • 嘘は環境につかされる
  • マネタイズのタイミングを後ろにズラせ
  • お金の奴隷解放宣言
  • 作品を育児放棄するな
  • 「体験✕おみやげ」で作品を売る
  • 信用持ちは現代の錬金術師だ
  • 行動しない人間はアホである
  • 西野亮廣 WORKS

優秀なのはいつだって年下

「最近の若者は〜」と言うおっさんに対するアンサーです。冒頭から激しく同意です。笑

この言葉は約5000年前のエジプトの遺跡から象形文字で見つかった(諸説あり)とか、哲学者・プラトンや歌人・清少納言(枕草子)までが残してるとか、おそらく20万年前からの人類あるあるです。

その言い分が正しいのなら人類はとっくに絶滅しているはずです。

スケールダウンを繰り返してる生物が生き残るわけがない

現代の進化のスピードは5000年前とは比べ物にならないので、解かり合えなくて当然とも言えます。

時代や環境に合わせてアップデートを繰り返してきた結晶である"年下"が優秀なのは、人間でも動物でも植物でも同じで、これは自然界のルールそのものです。

職業には寿命がある

Amazonが本屋さんを潰したり、iTunesがCDショップを潰したり。これからは移動が無料になるとか、コンビニが無人になるとか、運転が自動になるとか。

スマホ登場以降、「職業そのものがなくなる」ということに気付かされました。

そんな時代においては肩書きを一つに絞る方がよっぽど危険で、六本木や麻布にいる肩書きがいっぱい書いてある名刺を配ってる兄ちゃんこそ正解だったのです。笑

時は"1億総複業時代"です。

そして、「やりたいことが見つからない」という若者も決して間違いではないのです。

革命のファンファーレは鳴った

蒸気機関車が完成した19世紀のイギリスの産業革命では「仕事が奪われる!」と"蒸気機関車狩り"が流行ったそうです(ラッダイト運動)。

しかし結果、その蒸気機関車を始めとした交通革命のおかげで新たな職業が生まれ、社会は活性化しました。

農業革命よりも、産業革命よりも、大きな革命が、よりによって僕らの時代を直撃した。

情報革命だ。

「AIに仕事を奪われる!」と感嘆するのか、「革命のファンファーレは鳴った!」と歓喜するのか。

"ダーウィンの進化論"が最も当てはまるのは、正にこれからの人間社会ではないでしょうか。

It is not the strongest of the species that survives, nor the most intelligent that survives. It is the one that is most adaptable to change.

生き残る種とは、最も強いものではない、最も知的なものでもない。

それは、変化に最もよく適応したものである。
チャールズ・ダーウィン

"好きなことをしないで"生きていけるほど、世の中は甘くない

「好きなことをして生きていけるほど、世の中は甘くない」

ときっと誰もが言われたことがあるでしょう。しかし、そんな時代は終わりを迎えました。

「お金=ストレスの対価」と考える先生や親世代の多くは時代の変化に気づいていません。

単純作業から順にAI化されていき、ストレスのかかる仕事がみるみる世の中からなくなっていきます。

パティシエになりたい人はいても、ショートケーキにイチゴを乗せていくだけの仕事を夢見る人はいないはずです。

ここからは"好きなことを仕事化するしか道が残されていない"時代だ。

お金とは信用を数値化したもの

本書には「現代のお金と広告」という副題がついています(オンラインサロンのメンバーと決めた)。

まずは学校では教えてくれないお金の話です。

「お金=信用」

つまり"クレジット"ですね。

これからは「貯金」ではなく、信用を貯める「貯信」の時代です。

クラウドファンディングとは信用を換金する装置である

続いては広告の話です。

「クラウドファンディング=西野」

というくらいクラウドファンディングで結果を出しています。

前回のクラウドファンディングの終了時点(2019年4月12日)での

  • 支援総額:2億4977万431円
  • 支援者数:21,398人

クラウドファンディングで個人が調達した総額、国内1位。

本記事を執筆中もプロジェクト実施中でした↓

ちなみに、この「シルクハット」というクラウドファンディングは西野さんが立ち上げたプラットフォームです。

ついにクラウドファンディングサービスごと作ってしまったのです!

認知と人気、好感度と信用度の違い

大事なのは認知ではなく人気、好感度ではなく信用度です。

意外にも「テレビタレント✕クラウドファンディング」の相性は悪く、「アーティスト✕クラウドファンディング」の相性はバカみたいに良いそうです。

不倫報道の後、仕事を失ったベッキーと、騒動中も活動を続けられたゲスの極み乙女。の違いを例に解説されています。

  • ベッキーは認知タレントで、好感度がある
    → スポンサーやテレビ局からお金(仕事)をもらっている
  • ゲスの極み乙女。は人気タレントで、信用がある
    → ファンから直接お金(ダイレクト課金)をもらっている

ベッキーのお客さんはスポンサーで、好感度を気にするから仕事を失った。

ゲスの極み乙女。のお客さんはファンで、信用がある(良い曲を創り、良いパフォーマンスをする)から活動を続けることができた。

騒動が過熱しても活動を続けられる川谷さんに対し、ベッキーの仕事仲間であるタレントさん達が彼女を擁護し始めた時、この違いに気づいていた人はどのくらいいるでしょうか?

西野さんの思考は何でも一緒くたにせず、1から疑うことで物事の本質を捉えている所が天才的です。

嘘は環境につかされる

信用を勝ち取るためには「嘘をつかない」ことが大切だと西野おばあちゃんは言います。笑

テレビタレントはスポンサーやテレビ局からのリクエストに徹底的に応えるために、どうしても嘘をつかなければならない場面に出くわします。

例えば、グルメロケでマズいものを「美味しい!」と言うとかですね。本音を言ったところでカットされてしまいます。

今の視聴者は食べログの口コミやTwitterのタイムラインで事実を知れるので、嘘がバレてしまうのです。

タレントだけでなく"忖度して報道しない"テレビ局が叩かれる場面を何度も見てきたはずです。

信用を稼ぐために西野さんはテレビという「環境」を捨てました。

嘘は「感情」でつくのではない。我々は「環境」によって嘘をつかされる。

感情は環境に支配される。

マネタイズのタイミングを後ろにズラせ

西野さんは「信用手帳」を作っているそうです。預金通帳の信用バージョンです。

「現在どれくらい貯まっていて、今月はあとどれくらい使えるのか?」(実際に形としてあるわけではないと思いますが)

クラウドファンディングに全勝している西野さんですが、やりたい時に乱発しているわけではなく信用が貯まった段階で、それを換金しているのです。

えんとつ町のプペルのクラウドファンディング」は、「西野亮廣独演会2016(リンクは2015)」のチケット代を安く設定し、来場者からやたらと感謝された1ヶ月後に実施されました。

厳密に言うと、独演会の1ヶ月後にクラウドファンディングを実施することが決まった後に、独演会のチケットの値段を決めた。

テレビもTwitterもGoogleも無料ですが、マネタイズのタイミングを後ろにズラしているだけの話です。

他にも「クラウドファンディングのコツ」が散りばめられています。本書はクラウドファンディングに挑戦したい方にとって必読の教科書となっています。

お金の奴隷解放宣言

発売から3ヶ月が経とうとしていたタイミングで西野さんは「えんとつ町のプペル」を無料公開しました。

結論から言うと、無料公開したことによってAmazon総合売上げランキングで1位に返り咲き、23〜24万部で落ち着きかけていた発行部数は31万部に伸びました(絵本は5,000部でヒットと言われる)。

現在では「無料公開」は出版業界のスタンダードになりました。これは「フリーミアム戦略」に基づいたものです。

基本的な商品やサービスは無料で公開し、さらに高度な機能や特別な機能については料金を課金する仕組みのビジネスモデルである。

絵本「えんとつ町のプペル」についての具体的な戦略はこうです。

  • 絵本には「読み聞かせ」という機能がある
  • そもそも絵本のメインターゲットである子どものお母さんはすでに「ネタバレ」している絵本しか買わない
  • 自宅で立ち読み(ネタバレ)してもらうことで、有料版の「紙の本」で子供に読み聞かせをしてもらう
    → 無料版を縦スクロールにデザインする=読み聞かせには不向き

人は「確認作業」でしか動かない、と西野さんは言います。「人は冒険しない生き物」とも言い換えられます。

「モナリザ」も「グランドキャニオン」もすでに盛大に"ネタバレ"していますし、ヒットがヒットを生む現象もまさに、「なぜヒットしているのか?」を確かめに行っているわけです。

絵本はその最たるもので、時間にもお金にも余裕のない忙しいママは、自分が子供の頃に読んだ絵本を買う傾向にあり、今でも本屋さんには昔からのベストセラーが並べられています。

しかし、無料公開は「諸刃の剣」で、作品に実力が伴っていないとネタバレした挙げ句「つまらない」と評価され売れなくなります。

つまり、クリエイターにとって完全な実力社会、実力評価時代が到来します。

作品を育児放棄するな

良質な作品を作ることは当たり前で、生み出しただけでは世の中にカウントされません。

「お客さんの手元に届くまでをデザインしてあげる」ことが大切です。

本書には西野流の戦略がいくつも書かれていますが、全部は書ききれないので目次だけ。

  • 広告効果がなくならない広告
  • アンチを手放してはならない
  • 著作権をフリーにする
  • 共犯者を増やす
  • 体験✕おみやげ
  • セカンドクリエイターとの共創
  • 口コミこそ最強(他人の時間を使う)
  • ニュースになる
  • お金を出すキッカケを作る
  • お客さん側の手柄を意識する
  • 伸び率をデザインする

「体験✕おみやげ」で作品を売る

上記の「目次」から一つだけ紹介します。

人は本やCDといった「作品」はあまり買いませんが、水やパンといった「生活必需品」は買います。

しかし本来、「作品」であるはずの下記にはお金を使いがちです。

  • タイのゾウの置物
  • 映画のパンフレット
  • 永ちゃんのタオル

要するに、人は「思い出」にはお金を払うのです。

自分に売りたい商品があるのなら、イベント(体験)を企画し、その出口で「おみやげ」として売る。

もはやスマホがカバーできない娯楽は「体験」だけです。

西野さんは「えんとつ町のプペル 光る絵本展」というイベントを定期的に開催していて、現在は東京タワーでやっています。

「時代はモノ消費から、コト消費」とよく聞くが、

ここで話していることは「モノ消費から、モノ消費&コト消費」だ。

ちなみにSHOWROOMの前田さんは「西野さんの番組」で「コト消費」の次は「ヒト消費」だと言っていました。

信用持ちは現代の錬金術師だ

ここからは「信用持ち」が時代を獲ると西野さんは言います。

なぜならお金で信用は買えないが、信用はお金に両替することができるからです。

物質でも、サービスでもなく「個人の信用そのものが売り物になるもの」を西野さんが作りました↓

古本は基本的に「綺麗な状態である」ことが価値とされてきました。

ラインを入れたり、メモを書き込んだりした本はブックオフでは売れません。

しかし、「孫正義さん」がしるしをつけた「ビジネス書」には価値があるはずです。

「8人の子供を育て上げた肝っ玉お母さん」がしるしをつけた「子育て本」は「孫さん」がしるしをつけた「子育て本」より高値で売れるかもしれません。

そんなアイデアから生まれたサービスです。ここに「読書家」という職業が誕生しました。

これまで趣味でしかなかった「読書」でマネタイズができるようになったのです。

水平関係の時代へ

組織が個人を支配する時代も終わりを迎えようとしています。

芸能事務所がタレントを干すことも難しくなってきました。タレントからテレビは奪えても、個人からインターネットは奪えないからです。

本書が発売されたのは2017年の10月なので、吉本興業のいわゆる「闇営業問題」が起きる以前に書かれた本ですが、西野さんと吉本興業の水平関係も描かれていて面白いです。

» 【闇営業問題】一年前のキンコン西野の予言が的中しすぎて怖い!

「信用」といえば、個人を株式会社に見立てて、個人の「株」を発行し、資金を調達する「VALU」というサービスまで出てきました。

世界では、中国のAmazonこと「アリババ」が展開する信用スコア「芝麻信用」などのサービスも今後ますます加速していくと思われます。

Googleやアリババという組織に、個人がますます支配されるとも言えますが。

幻の「おとぎ出版」

本書で開発をスタートさせたとある、ニッチ向け(個人作家のため)の出版サービス「おとぎ出版」。

そんなサービスあったっけ?とググってみたら西野さんのブログに答えがありました。

» 幻冬舎とCAMPFIREの新会社について

» キンコン西野が燃えてきた!

行動しない人間はアホである

「一歩踏み出す勇気」と言いますが、行動するのに必要なのは「勇気」ではなく「情報」です。

子供の頃、1人で乗るのが怖かった電車にいま我々が乗れるのは「勇気」を手に入れたからではなく、「情報」を手に入れたからです。

つまり「ポジティブシンキング」ではなく、「ロジカルシンキング」。

そして行動する人間にこそ、良質な情報が集まり、さらなる行動に繋がります。すると「アイデアの待ち合わせ場所」になれます。

行動しよう。失敗したら取り返せばいい。大丈夫。

【無料公開】『革命のファンファーレ』はじめに全文

本書は西野さんのオフィシャルブログにて「はじめに」の部分が無料で全文公開されています。

まとめ

「現代のお金と広告」と銘打ったビジネス書が売れなかったら…ハードルを上げに上げた本書ですが、発行部数は17万部を突破。

「読者が選ぶビジネス書グランプリ2018」にも選ばれました。

それに何と言っても「ジャケットがいい!」←え。

ジャケ買いしましょう!←え。

これでも本記事は本書のほんの一部です、全編は実際に手にとって確認してみてください!

西野亮廣 WORKS

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