もくじ
豆知識61:描き下ろしではない表紙が3巻ある
「描き下ろしではない」と言っても、ちゃんと尾田っちが描いてはいるので、ご安心くださいね。
描き下ろしではない表紙
- ①:6巻:45話の扉絵
- ②:11巻:ジャンプ(1999年24号)の表紙
- ③:46巻:ジャンプ(2007年17号)の表紙+ブルックの描き下ろし
46巻だけコミックスのためにブルックが追加で描き下ろされています。
豆知識62:33巻のサブタイトルは本編にはないエピソード
表紙に書かれているサブタイトルは収録されているエピソードの中から1つ選ばれるのが通例ですが、33巻だけは収録エピソードにない「DAVY BACK FIGHT!!」になっているんです。
巻三十三 〝DAVY BACK FIGHT!!〟
- 第306話〝ドーナツレース!!〟
- 第307話〝レディ〜イ ドーナツ!!〟
- 第308話〝妨害大作戦〟
- 第309話〝グロッキーモンスターズ〟
- 第310話〝グロッキーリング!!〟
- 第311話〝ラフゲーム〟
- 第312話〝GOAL!!〟
- 第313話〝MAIN EVENT〟
- 第314話〝コンバット!!!〟
- 第315話〝秘密の部屋〟
- 第316話〝ブラザー魂〟
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豆知識63:50巻のロゴだけ位置が違う
ワンピースの表紙の歴史上、50巻だけ「タイトルロゴの位置」が違うんです(例外ではありますが0巻も)。
これは『スラムダンク』の井上雄彦先生との対談で理由が明かされました。『バガボンド』が佐々木小次郎編から筆で描かれるようになった話の中で・・・
井上雄彦先生との貴重な対談は以下に収録されています。
豆知識64:61巻の表紙は1巻をオマージュしている
61巻は、ルフィの物語が大きく転換する巻です。1巻と61巻の表紙は同じ構図で描かれています。
1巻と61巻
62巻605話のSBSでは、読者に「カブってますよ!」と指摘されてましたね(笑)。また、このセルフオマージュは他にもあります。
セルフオマージュ一覧
- 598話の巻頭カラーイラストは、1話のオマージュ
- 601話のサブタイトルは、1話のオマージュ
- 1000話の巻頭カラーイラストは、100話のオマージュ
- 1000話のサブタイトルは、2話のオマージュ
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豆知識65:ルフィがいない表紙が6巻も存在する
ルフィがいない表紙
- ①:21巻「理想郷」
- ②:42巻「海賊 vs CP9」
- ③:77巻「スマイル」
- ④:87巻「甘くない」
- ⑤:99巻「麦わらのルフィ」
- ⑥:101巻「花形登場」
それぞれ次巻と相対した表紙になっているためです。
21巻と22巻
42巻と43巻
77巻と78巻
87巻と88巻
そして、記念すべき「99・100・101巻」の表紙は、史上初の「3巻で一枚の絵になることが、公式にアナウンスされました!「101巻」もルフィのいない表紙になりそうです。
99巻と101巻
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豆知識66:裏表紙の地図はアブラハム・オルテリウスの世界地図(1587年版)
コミックスの表紙や裏表紙に描いてある世界地図は、ワンピースの世界の地図ではありません。
大航海時代に生まれた世界初の近代的地図と言われるアブラハム・オルテリウスの『世界の舞台(1587年版)』だと思われます。
この時、南半球はまだ未開の地だったため「海の怪物」や「神話の動物」が描かれているんです。コミックスでも確認できますよね。
作者(袖)コメントの下に「©古地図史料出版株式会社」とあることからも既存のものであることが分かります。ちなみに「電子書籍版」には権利の関係?で載っていません。
【ワンピース】豆知識・雑学・小ネタ・トリビア「アニメ編」8選
- 豆知識67:ルフィの最初の声優は「高乃麗」さん
- 豆知識68:「粗忽屋」は麦わらの一味の声優の異名
- 豆知識69:フランキーの声優の矢尾一樹さんはボン・クレーやジャンゴも担当している
- 豆知識70:ブルックの声優のチョーさんは「たんけんぼくのまち」のお兄さん
- 豆知識71:アニメの第1話にはシャンクスもヒグマも登場しない
- 豆知識72:アニメの主題歌は「avex-trax」のアーティストが務めている
- 豆知識73:アメリカ版のアニメではサンジはキャンディをくわえている
- 豆知識74:第0話「STRONG WORLD」はアニメ化されている
豆知識67:ルフィの最初の声優は「高乃麗」さん
『ONE PIECE』が初めてアニメ化されたのは、現在も続くアニメシリーズの第1話ではないんです。
「ジャンプ・スーパー・アニメツアー'98(現在のジャンプフェスタ)」のために製作された『ONE PIECE 倒せ!海賊ギャンザック』がそれです。
「オレンジの町編」と「シロップ村編」のあいだの出来事を描いたサイドストーリーで、のちにノベライズ化もされています。
ルフィ役の高乃麗(うらら)さんだけでなく、ゾロもナミも現在とは異なります。ちなみに、高乃さんと田中真弓さんは「コーネンキーズ」という演劇ユニット仲間でもあります。更年期ズ(笑)。
初期メンと声優陣
- ルフィ:高乃麗 → 田中真弓
- ゾロ:高木渉 → 中井和哉
- ナミ:豊口めぐみ → 岡村明美
残念ながら現在はオークションなどでしか手に入りませんが、ニコニコ動画で「ONE PIECE ギャンザック」と検索すると観られるかもしれませんね🤔
豆知識68:「粗忽屋」は麦わらの一味の声優の異名
レギュラーの声優さんなのに、セリフがなかったりする回があります。そんな時、どうするかと言うと、あの人達遊ぶのです(笑)。(中略)声優の名が「粗忽屋」だったら、麦わらの一味の誰かが演じています。
27巻250話SBS
アニメ『ONE PIECE』にクレジットされる「粗忽屋(そこつや)」。その正体は次のとおり。
粗忽屋の一味
- 粗忽屋(総本店) → サンジ役の平田広明さん
- 粗忽屋 浜田山店 → ルフィ役の田中真弓さん
- 粗忽屋 西神戸店 → ゾロ役の中井和哉さん
- 粗忽屋 武蔵野店 → ナミ役の岡村明美さん
- 粗忽屋 東品川店 → ウソップ役の山口勝平さん
- 粗忽屋 東京店 → チョッパー役の大谷育江さん
- 粗忽屋 所沢店/後楽園店 → ロビン役の山口由里子さん
- 粗忽屋 二子玉店 → フランキー役の矢尾一樹さん
- 粗忽屋 新宿店/雑司ヶ谷店 → ブルック役のチョーさん
そもそもはサンジ役の平田さんが自ら考えたハンドルネームで、由来は自身が「おっちょこちょい」だからです。
平田さんが「アラバスタ編」でカルーを担当し、クレジットで「粗忽屋」名義を使用したことをきっかけに、他のメンバーも粗忽屋に「住んでいる地名」をつけ足して〝支店〟のようなスタイルになりました。
表は横にスクロールできます
声優 | 粗忽屋 | キャラクター |
平田広明 (サンジ) |
総本店 | カルー |
ニュース・クー | ||
チュチューン(南の海の超スズメ) | ||
犬ッペ(動物ゾンビ) | ||
マグラ(ダダン一家) | ||
ニセルフィ(デマロ・ブラック) | ||
田中真弓 (ルフィ) |
浜田山店 | オーズ |
ヤギ(センゴクのペット) | ||
ニセチョッパー(のらギツネ) | ||
中井和哉 (ゾロ) |
西神戸店 | クンフージュゴン |
ピエール(ガン・フォールの相棒) | ||
ジゴロウ(将軍ゾンビ) | ||
ヤギゴリラゾンビ(動物ゾンビ) | ||
サルデス(インペルダウンの牢番長) | ||
ニセサンジ(ドリップ) | ||
シャーロット・ヌストルテ | ||
キノコンダ(アドベンチャー オブ ネブランディア) | ||
岡村明美 (ナミ) |
武蔵野店 | スー(コニスのペット) |
ゴンベ(チムニーのペット) | ||
アフェランドラ(アマゾン・リリーの戦士) | ||
ニセロビン(ココア) | ||
幼少期のヨンジ | ||
山口勝平 (ウソップ) |
東品川店 | マツゲ(ヤサラクダ) |
マンティコラ(インペルダウンの牢番) | ||
電伝虫 | ||
ミノタウロス(インペルダウンの獄卒獣) | ||
ドグラ(ダダン一家) | ||
ニセゾロ(マンジャロウ) | ||
抜け雀(カン十郎の絵) | ||
木馬 | ||
バリエテ(サルのミンク) | ||
ランドルフ(ウサギのホーミーズ) | ||
ニトロ(ゼリーのホーミーズ) | ||
シャーロット・ドスマルシェ | ||
ストローマン(ホーキンスの藁人形) | ||
ラビットマン(ギフターズ) | ||
雷刃(お庭番衆) | ||
大谷育江 (チョッパー) |
東京店 | エニシダ(アマゾン・リリーの侍女) |
ニセナミ(ショコラ) | ||
幼少期のサンジ | ||
山口由里子 (ロビン) |
所沢店 | シェリー(トンジットの愛馬) |
ヤガラ(ウォーターセブンのブル) | ||
後楽園店 | キキョウ(アマゾン・リリーの戦士) | |
エポニー(ヴィンスモーク家の召使い) | ||
シャーロット・ジョスカルポーネ | ||
シャーロット・リンリンの母 | ||
矢尾一樹 (フランキー) |
二子玉店 | ニセそげキング(マウンブルテン) |
シャーロット・タブレット | ||
チョー (ブルック) |
新宿店 | リューマ(将軍ゾンビ) |
スフィンクス(インペルダウンの牢番) | ||
雑司ヶ谷店 | アウトルック3世(サボの父) | |
ニセフランキー(トルコ) | ||
マウジイ(トンタッタ族) |
豆知識69:フランキーの声優の矢尾一樹さんはボン・クレーやジャンゴも担当している
矢尾さんが声優を務めるキャラ
- ジャンゴ
- Mr.2・ボン・クレー
- フランキー(カティ・フラム)
- ニセそげキング(粗忽屋 二子玉店名義)
- シャーロット・タブレット(粗忽屋 二子玉店名義)
矢尾さんと尾田っちのエピソードが面白いので、まとめてみました。
表は横にスクロールできます
エピソード・オブ・矢尾 |
ジャンゴ役にキャスティングされる |
「ジャンゴはまた出てくるよな?」と尾田っちを脅す → 扉絵連載スタート |
尾田っちを全国のオカマバーに連れ回す → ボンちゃん・カマバッカ王国の誕生 |
アニメの初代プロデューサーから尾田っちに「長寿番組になるから、声優陣に違う風を吹かせるためにも矢尾が一味に入れるようにしてくれ」とオーダーが入る |
尾田っちからどんな役が良い?と聞かれた矢尾さんは「魔術師(ジャンゴ)やオカマ(ボンちゃん)じゃない、男っぽくて無骨な感じが良い」と答える |
矢尾さんをイメージして作られたキャラがフランキー。つまり、最初から仲間になることは決まっていたが読者を混乱させるため、あえてフランキーを嫌いになるように描いた |
確かに、ジャンゴの扉絵連載って別になくても良かったですよね(笑)。そんな矢尾さんのインタビューは以下をどうぞ。
『ONE PIECE』フランキーのモデルは矢尾一樹自身? 原作者・尾田栄一郎との友情から生まれた人気キャラ - otocoto | こだわりの映画エンタメサイト
レジェンド声優インタビュー 矢尾一樹[ONE PIECE 1人3役編] arranged by レジェンド声優プロジェクト
豆知識70:ブルックの声優のチョーさんは『たんけんぼくのまち』のお兄さん
ワンピースを連載当初から読めているラッキー世代はご存知ですよね?Eテレで放送されていた『たんけんぼくのまち』。
『たんけんぼくのまち』は、1984年4月9日から1992年3月25日までNHK教育テレビジョンで放送されていた教育番組(学校放送)。小学校3年生向けの社会科番組。全160回。
主人公は長島雄一。舞台となった都市の商店に将来の店長を目指して修行のために配達員として下宿した主人公・チョーさんが、愛用の自転車「チョーさん号」で仕事をこなす傍ら、さまざまな地域社会の仕組みを学習、その結果を手書きのイラスト「たんけん地図」にまとめる、という筋書きになっている。
Wikipedia
自転車に乗ったお兄さんが最後に手書きで地図を描く番組です(ざっくり)。学校でも観た記憶があるのですが、最後の地図がなんか好きだったんですよね(しみじみ)。
またチョーさんと言えば、「ねこまむしの旦那に会いに行こう(1番&3番 演奏付き)」です。この曲がなければ「ネコマムシ」も、ついでに「イヌアラシ」も誕生してなかったのかもしれませんよね🤔
D:806話で初登場した〝ネコマムシの旦那〟さんですが、元ネタはブルック役、チョーさんのあの歌なのでしょうか?
O:はい。このコミックスには、ネコマムシの姿もブルックの歌う歌も収録されています。みなさん、YouTubeで「ねこまむしの旦那に会いに行こう♪」(1番&3番 演奏付き)っていうのを、ぜひ検索してください。ブルックの声優・チョーさんがこの歌を歌ってます!歌の作詞・作曲者はチョーさんの奥様、チョー子さん。つまり、元々あるこの歌を僕が気に入っちゃって、何年前でしょうかねー、チョーさんに言ったんです。「これ、ブルックに歌わせていいですか?」って。
ご夫婦の快諾を得て、ストーリーの為、少し雰囲気は違いますが、〝ネコマムシの旦那〟も生まれたのです。アニメでブルックが歌うの楽しみだなー(笑)。
81巻814話SBS