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【初めての確定申告】フリーランスWEBデザイナーの青色申告

【初めての確定申告】フリーランスWEBデザイナーの青色申告

フリーランスWEBデザイナーのへぼちゃんずです。

フリーランス1年生として初めての確定申告を済ませたので記事にしたいと思います。

TOTO
TOTO
初めての確定申告だし
GIGLIO
GIGLIO
自力でできないかなぁ

当記事は『開業届』と『青色申告承認申請書』を提出している前提で書いています。

『フリーランスの税金のすべて』をまとめた以下の記事を合わせて読んでもらえると理解が深まると思います。

(確定申告に関する一部は重複しています)

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下記は『国税庁の確定申告作成コーナー』で『印刷して提出』を選んだ場合の方法になりますが、『e-Taxで提出』でも基本的な流れは同じです。

また、『印刷して提出』の場合、よく分からないところは一旦飛ばして、印刷後に手書きで記入しても大丈夫です。

この記事を読むメリット

  • 青色申告決算書の書き方がわかる
  • 確定申告書Bの書き方がわかる
  • 提出・納付・還付の仕方がわかる
  • 赤字の場合の確定申告がわかる
  • 売上や経費を管理するオススメのサービスがわかる
  • 確定申告が飛躍的にラクになるオススメの会計サービスがわかる

【初めての確定申告】フリーランスWEBデザイナーの青色申告

\ フリーランスWEBデザイナーの /

  1. 青色申告決算書の書き方
  2. 確定申告書Bの書き方
  3. 提出・納付・還付の仕方
  4. 赤字の場合の確定申告
  5. 令和2年分はe-Taxでの電子申告で
  6. 売上はMISOCA、経費はMoneytreeで管理する
  7. 確定申告は「やよいの青色申告オンライン」で

青色申告決算書の書き方

青色申告決算書の書き方を画像付きで解説していきます。

まずは確定申告作成コーナーにアクセスします。

『作成開始』をクリック。

青色申告決算書の書き方1

『印刷して提出』をクリック。

青色申告決算書の書き方2

『利用規約に同意して次へ』をクリック。

青色申告決算書の書き方3

『決算書・収支内訳書』をクリック。

青色申告決算書の書き方4

『作成開始』をクリック。

青色申告決算書の書き方5

「印刷して郵送等で提出する。」

「青色申告決算書を作成する。」を選択して、『入力終了(次へ)』をクリック。

青色申告決算書の書き方6

青色申告決算書(一般用)「営業等所得がある方はこちら」の下の『入力する』をクリック。

青色申告決算書の書き方7

「損益計算書」と「月別売上(収入)金額及び仕入金額」を作る

こちらが1枚目の「損益計算書」になります。

1枚目と2枚目は連動していて基本、「収入」と「経費」を書くだけです。

日頃からキチンと管理していれば、それを写すだけなのでカンタンなはずです。

左上の『売上(収入)金額(雑収入を含む)』をクリックします。

青色申告決算書の書き方8

2枚目のこちらを先に入力していきます。

月別の売上(収入)金額を入力していきます。

合計金額は自動算出されます。

青色申告決算書の書き方9
  • 仕入金額 → 商品を仕入れて売る商売の場合に記入する
  • 家事消費等 → 棚卸資産を家事のために消費した場合に相当する金額を記入する
  • 雑収入 → 本業以外の収入があった場合に記入する
  • うち軽減税率対象 → 記入は任意です。消費税に関することなので収入が1,000万超えたら記入を考えましょう

画像の下に

「売上(収入)金額を月別に入力することができない場合には、こちらから合計金額(雑収入・家事消費等の金額を含んだ金額)を入力してください。」

という項目がありますが、月別に入力していればスルーしてください。

『入力終了(次へ)』をクリックで、1枚目に戻ります。

青色申告決算書(一般用)2枚目の書き方は下記

「売上(収入)金額(雑収入を含む)」に金額が入力されています。

青色申告決算書の書き方10

次に「経費」を入力していきます。

経費のジャンルを「勘定科目」と言いますが、何費に分けるかはあまり関係ありません。

WEBデザイナーの主な経費

  • 開業費 → 開業届けを出す前に行ったスクール代や名刺代など
  • 旅費交通費 → 交通費・航空券代・宿泊費など
  • 通信費 → Wi-Fi代・Adobe Creative Cloud・ドメイン/サーバー代・電話代など
  • 消耗品費 → 出金伝票・名刺・椅子・10万円未満のノートパソコンなど
  • 外注工費 → デザイン/コーディングを外注した費用など
  • 会議費(接待交際費) → 打ち合わせのカフェ代など
  • 新聞図書費 → 書籍代・noteなど
  • 研修費 → スクール代・イベント参加費・udemyなど
  • 雑費 → 金額的にも小さく、どの勘定科目にも属さない上、独立した勘定科目を設けるほどでもない費用を処理する勘定科目

※会議費…カフェで作業するために一人でカフェを利用することがあると思います。

この場合のコーヒーなどの飲み物は経費になりますが、食べ物(スイーツ含む)は経費にならないので注意です。

フリーランスやリモートワーカーの方は家事按分(あんぶん)を忘れてはいけません。

家事按分(あんぶん)とは「仕事」も「プライベート」にもまたがる費用について、「仕事」で使っている分だけ経費にできることを言います。

WEBデザイナーの主な家事按分

  • 水道光熱費 → 自宅で働いている人の家賃・光熱費・Wi-Fi代
  • 車両費 → 仕事で車を使う人の車体購入費・ガソリン代・駐車場代

割合は常識的に考えておかしくない範囲で、どうしてその割合か根拠を述べられるかが大事です。

  • 貸倒引当金 → 回収不能となりそうな売掛金などを経費として計上する場合に記入する
  • 専従者給与 → 家族に払っている給料を経費として計上する場合に記入する
  • 給料賃金 → 従業員に払っている給料を経費として計上する場合に記入する

青色申告決算書(一般用)1枚目の書き方は下記

「減価償却費の計算」を作る

ここからが青色申告をやる意義です。

3枚目は「減価償却費の計算」をします。

「高額なものを経費で買ったときには、数年にわたって少しずつ経費にする必要がある」ので、その計算が必要というわけです。

WEBデザイナーにとっての高額な経費はパソコンくらいでしょうか。

  • 10万円未満 → 消耗品費
  • 10万円以上30万円未満 →青色申告者なら一括でその年の経費にすることが可能

その他、「減価償却費」に関する注意点は下記

1枚目の「減価償却費」をクリックします。

青色申告決算書の書き方11 青色申告決算書の書き方14 青色申告決算書の書き方15

青色申告決算書(一般用)3枚目の書き方は下記

「青色申告特別控除前の所得金額(33+37-42)」に金額が入力されています。

画像の下にある「入力終了(次へ)」をクリック。

青色申告決算書の書き方11

金額に間違いがなければ「入力終了(次へ)」をクリック。

青色申告決算書の書き方12

「青色申告特別控除額」で「65万円」

「決算書等作成コーナーで貸借対照表を作成しますか?」で「作成する」を選択して、『入力終了(次へ)』をクリック。

青色申告決算書の書き方13

「貸借対照表」を作る

青色申告決算書の作り方28

ここからが青色申告65万円控除のためのメンドクサイと言われている「貸借対照表」の書き方です。

『期首』は1月1日になっていますが、1年目は『開業日』としましょう。

貸借対照表は一番下の『合計』の(画像でいう)『ココ!』の金額がそれぞれ一致すればOKです。

WEBデザイナーに関係がある科目(資産の部)

  • 当座預金 → 預金口座の残高
  • 売掛金 → 取引は12/31以前で、入金は1/1以降になる金額
  • 前払金 → 外注先に着手金として前もって払う金額(前受金の反対)

WEBデザイナーに関係がある科目(負債・資本の部)

  • 未払金 → 取引は12/31以前で、支払は1/1以降になる金額
  • 前受金 → 着手金などの金額(これから始まる仕事のお金を前もってもらっている場合)
  • 借入金 → 金融機関などから借りている返済義務のあるお金

入力に漏れや誤りがないことを確認し、『入力終了(次へ)』をクリック。

青色申告決算書(一般用)4枚目の書き方は下記

所得金額を確認したら『次へ』をクリック。

青色申告決算書の書き方16

『住所』を入力します。

青色申告決算書の書き方17

『事業所』を入力します。

自宅を事業所としている場合は『住所(自宅)と同じ』をクリックすればOKです。(開業届に記載した住所)

『提出先税務署名』は自動で表示されます。

名前を『カナ』と『漢字』で入力します。

青色申告決算書の書き方18

『整理番号』は税務署から「確定申告のお知らせ」のはがきが送付されている人は記入します。

『提出年月日』はスキップして手書きで記入した方が良いでしょう。

『業種名又は職業』と『屋号』を記入します。

『加入団体名』は青色申告会など特定の団体に加入している場合、記帳や申告の講習を受けた団体がある場合に記入します。

『申告書等作成終了 次へ』をクリック。

青色申告決算書の書き方19

『印刷する帳票の選択』で印刷する必要のない項目のチェックを外し(個人的には控用は不要)

『帳票表示・印刷』をクリックするとPDFファイルがダウンロードされます。

画像の下にある『印刷終了 次へ』をクリック。

青色申告決算書の書き方20

次のページの『終了する』をクリック。

これで『青色申告決算書(4枚)』の作成は終了です\(^o^)/

確定申告書Bの書き方

フリーランス(個人事業主)は確定申告書Bを使います。(Aは会社員やアルバイト・パートの方)

確定申告書Bも確定申告作成コーナーから作れます。

左記以外の所得のある方(全ての所得対応)の『作成開始』をクリックします。

確定申告書Bの書き方1

『税務署から青色申告の承認を受けている場合はチェックをしてください。』にチェック

『申請される方の生年月日』を入力

『申告書の様式をイメージした入力画面で申告書を作成する』にチェック

『入力終了(次へ)』をクリック。

確定申告書Bの書き方2

確定申告書Bでやること

  • 青色申告決算書の「収入」と「所得」を入力する
  • 「各控除」を入力する

これだけなのでカンタンです。

自分の控除を把握しておくこと、各控除の証明書を管理しておくことが大事です。(証明書は確定申告時に提出します)

WEBデザイナーの主な控除

  • 社会保険料控除 → 国民健康保険と国民年金の合計
  • 寄付金控除 → ふるさと納税など
  • 基礎控除 → 全員一律で適用される控除(38万)
  • 青色申告特別控除額 → 65万 or 10万

上記が最低限ですかね。各項目をクリックすると入力画面に遷移します。

その他の控除

  • 小規模企業共済等掛金控除 → 「小規模企業共済」や「iDeco」に支払った掛金
  • 生命保険料控除 → 生命保険料を支払った場合
  • 配偶者(特別)控除 → 控除対象になる配偶者がいる場合
  • 扶養控除 → 控除対象になる扶養家族(子供など)がいる場合

各項目を入力すると『税金の計算』は自動算出されます。

見るべき項目

  1. 納める税金 → 支払う金額
  2. 還付される税金 → 戻ってくる金額
確定申告書Bの書き方3

入力に漏れや誤りがないことを確認し、『入力終了(次へ)』をクリック。

確定申告書Bの書き方4

該当する方は『住民税・事業税に関する事項』をクリックして入力してください。

そうでない方は、『入力終了(次へ)』をクリック。

確定申告書Bの書き方5

納付方法

  1. 振替納税
  2. コンビニQR納付
  3. 電子納税
  4. クレジットカード納付
  5. 窓口納付

納付方法は上記です。

確定申告書Bの書き方6

各項目の入力が終わったら、『次へ進む』をクリック。

確定申告書Bの書き方6

マイナンバーを入力したら、『次へ進む』をクリック。

確定申告書Bの書き方7

『印刷する帳票の選択』で印刷する必要のない項目のチェックを外し(個人的には控用は不要)

『帳票表示・印刷』をクリックするとPDFファイルがダウンロードされます。

『次へ進む』をクリック。

確定申告書Bの書き方は下記

確定申告書の提出と納付

最後のページで提出に関しての確認をします。

押印の場所

  1. 青色申告決算書の1枚目(損益計算書)
  2. 確定申告書Bの1枚目

共に『氏名』の横です。

確定申告に(念のため)持参するもの

  1. 本人確認書類(マイナンバー・運転免許証・パスポートなど)
  2. ボールペン
  3. 印鑑

本人確認書類は必須のように書かれていますが、僕の場合は必要ありませんでした。

提出日の記入など漏れがあるといけないので、ボールペン・印鑑も持参しましょう。

確定申告に提出する書類

  1. 青色申告決算書 (4枚)
  2. 確定申告書B (2枚)
  3. 社会保険料(国民健康保険と国民年金)控除証明書等
  4. 寄附した団体等から交付を受けた寄附金の受領証等(ふるさと納税など)

提出するものは上記になります。

確定申告の提出方法

  1. 住所地の所轄の税務署に提出する(時間外収受箱へ投函)
  2. 署外申告会場に提出する
  3. 郵送で提出する
  4. e-Tax(ネット)で提出する

僕は所轄の税務署より『署外申告会場』の方が近かったので、そちらに提出しました。

相談スペースなども設けられているのでオススメです。(1時間以上待ちは当たり前)

納付方法

  1. 振替納税
  2. コンビニQR納付
  3. 電子納税
  4. クレジットカード納付
  5. 窓口納付

提出が終わったら『納付』です。

提出後に、税務署から納付書の送付や納税通知等のお知らせはありませんので、ご注意ください。

納付までを期間内に済ませたら確定申告は終了です\(^o^)/

還付される税金がある場合

主に『源泉徴収』で仮払いしている分が返ってきます。

確定申告書Bの作成時に、還付金を振り込んでもらう銀行口座などの入力画面が表示されるので各項目を入力します。

還付金が振り込まれるのは申告を済ませた1〜1ヶ月半後になります。

2/16に済ませれば4月の頭くらい、3/15に済ませれば5月の頭くらいと考えて良いでしょう。

※e-Taxで電子申告をした場合は約3週間後と早くなります。

その前後で「国税還付金振込通知書」が届きます。

『銀行振込』以外に『郵便局の窓口』でも受け取れます。

ちなみに受け取れる郵便局はどこでも指定可能です。

「国税還付金振込通知書」と本人確認書類(マイナンバーカード・運転免許証・パスポートなど)を持参してください。

確定申告Tips

赤字の場合の確定申告

赤字とは

  • 収入より経費が多く、所得がない
  • 所得があっても控除額未満

WEBデザイナーは他の職種に比べるとあまり経費が掛からないとはいえ、1年目はプログラミングスクールをはじめとした勉強に経費を多く使われると思います。

また、開業が遅ければ赤字ということもあるでしょう。

赤字(所得がゼロ or マイナス) = 納める税金もゼロ

なので、確定申告 = 税金を払うためのものと考えると申告は無意味のように思えます。

しかし、

確定申告をしないと

  1. 源泉徴収で仮払いしている分が返ってこない
  2. ローンが組めない
  3. 子供を保育園に預けられない
  4. 事故にあっても休業補償を受けられない
  5. 保険料の軽減措置を受けられない
  6. 非課税証明書が発行できない(住民税が課せられていないことを証明できない)

『無収入』と『無申告』は違うので、赤字でも確定申告はしておきましょう。

また、青色申告なら『赤字を3年間繰り越す』ことができます。

翌年以降に利益が出た場合、その利益を赤字分で相殺できるので税金を安くすることができます。

これも確定申告をしていなければ『赤字』を証明できないので、受けられない恩恵です。

令和2年分からはe-Taxで

令和2年分の確定申告から『青色申告特別控除額』と『基礎控除額』が変わります。

  • 青色申告特別控除額 65万 → 55万
  • 基礎控除額 38万 → 48万

しかし、この『青色申告特別控除額を65万のまま』にする方法があります。

『e-Taxでの電子申告』です。

e-Taxには本来「ICカードリーダライタ」が必要ですが、税務署に本人確認書類(運転免許証など)を持参し、ID・パスワードを発行してもらうことでe-Taxを利用することができます。

他にも「電子帳簿保存」を行うことで65万円控除を受けることができますが、厳しいルールがあるので「e-Taxでの電子申告」の方がカンタン確実です。

売上は請求書サービスで、経費は家計簿アプリで管理する

確定申告で大事なこと

  • 日々の取引を帳簿につける(1年中やること)
  • 経費で使った領収書を保存する(1年中やること)

確定申告で大事なことは『月々の売上』や『日々の経費』を管理することです。

月々の売上はMISOCAで請求書を毎回キチンと発行することで管理できます。

日々の経費はMoneytreeなどの家計簿アプリで管理しましょう。

そして、領収書(ない場合は100均の出金伝票)を保存しましょう。(領収書を提出することはありません)

会計ソフトを使う

オススメの会計サービス

会計ソフトを使うことによって『月々の売上や経費の管理』や『確定申告の書類作成』が飛躍的にラクになります。

やよいの青色申告 オンラインなら1年間無料なので、確定申告の期間に利用を開始すれば2年分の確定申告を無料期間中に済ませられます。

フリーランスは時短が命なので、年間約1万円の会計サービス利用料は必要経費と思って投資しましょう。

勘定科目は『消耗品費』として経費計上できます。

まとめ

いかがでしたか?

初めての確定申告の感想は『そこまで難しくない!』でした。(この記事を書く方が7倍たいへんでした…!)

「フリーランス + 税金」といえば、マンガで解説されている以下の本がダントツで分かりやすいので、ぜひ読んでみてください!