もくじ
豆知識71:アニメの第1話にはシャンクスもヒグマも登場しない
ワンピースの第1話と言えば、幼い頃のルフィとシャンクスのエピソードがメインですが、なんと「アニメの第1話」にはシャンクスもヒグマも一切、出てきません。
原作でいう「第2話 その男〝麦わらのルフィ〟」の扉絵以降のストーリー、つまり「コビーとのエピソード」をアレンジしたものになっています。
これは「現在のルフィが活躍する内容が良い」という尾田っちの意向によるものです。
きっと「最終回」も原作とアニメではエンディングが異なるはず。しかし、これは決して珍しいことではなく、実はジャンプ漫画の〝あるある〟なんです。『ドラゴンボール』も『スラムダンク』もそうでした。
関連記事【ワンピース考察】これがONE PIECEの最終回(ラストシーン)だ!
豆知識72:アニメの主題歌は「avex-trax」のアーティストが務めている
ワンピースの主題歌は2007年以降は完全に「avex-trax」の所属アーティストが務めています。周年にベスト盤が出しやすいですからね。
『DREAMIN' ON』で第23代オープニング主題歌を務める「Da-iCE」に至っては、直前にエイベックスに移籍しています。
これを読んでいるアニメ『ONE PIECE』の主題歌を歌いたいアーティストの方は、今すぐ「avex-trax」に入ることをオススメします(有益な情報)。
関連記事【ワンピース】アニメ歴代主題歌(OP・ED・SP)全52曲一覧
豆知識73:アメリカ版のアニメではサンジはキャンディをくわえている
アメリカは子供への配慮から規制が厳しく、アニメ『ONE PIECE』ではサンジがタバコではなく、チュッパチャップスのようなキャンディ(ロリポップ)をくわえているのは有名ですよね。
規制対象は「タバコ」だけではありません。
アメリカでの規制対象
- 銃 → 消す or おもちゃ?
- タバコ・葉巻 → キャンディ or 煙だけ吐く
- お酒 → ジュース
- タトゥー → 消す or 服を着せる
- お色気シーン → 谷間を消す or インナーを着せる
- 暴力シーン → グロ・流血はNG
銃社会のアメリカでは、たとえ海軍であっても水鉄砲のようなピストルを持っています。常に葉巻を2本くわえるスモーカー大佐に至っては、名前が「チェイサー」にされてしまいました。
タトゥーや胸の谷間は洋服を着せるか、消されたりしています。体に刃物が刺さるなどのグロいシーンや流血は一切NGです。
また、3話でリカが磔になったゾロのために、おにぎりを作ってあげるシーンはライスボールに馴染みがないためか「クッキー」に変わっています。
リカは甘い方がおいしいと思って、おにぎりに塩ではなく砂糖を入れていましたが、クッキーだとそのまんまですよね。
ここまではアメリカの話ですが、日本であってもアニメでは規制が入ります。
アニメでの規制対象
- タバコを吸うサンジの年齢は19 → 20歳に
- 「オカマ」というワードはNG
- ゼフが片足を失った経緯が違う
- 頂上戦争の白ひげの顔
7巻57話のサンジの過去編で、生き延びるためゼフが自ら自分の右足を岩で切断したシーン(のちに食べた)は、サンジを助けるため飛び込んだ海中で船の瓦礫に右足を挟まれ、仕方なく鎖で切って助かったというエピソードに変わっています。
また、59巻575話で赤犬の冥狗(めいごう)によって頭部半分を失った白ひげも、アニメではヒゲ半分を失っただけに変更されているので、もはやヒゲ剃りに失敗したおやっさんです。
豆知識74:第0話「STRONG WORLD」はアニメ化されている
映画『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』の入場者にプレゼントされた「巻零」に収録されている第0話「STRONG WORLD」。のちにジャンプ本誌にも掲載されましたが、実はアニメ化もされているんです。
『ONE PIECE FILM STRONG WORLD EPISODE:0』という約17分のアニメ作品で映画同様、シキの声優は「竹中直人」さんが務めています。
映画『STRONG WORLD』のスポンサーであった「ハウス食品」とのコラボで、当時3,000名に「EPISODE:0」が収録されたDVDがプレゼントされました。
残念ながら現在はオークションなどでしか手に入りませんが、YouTubeで「ワンピース 0話」と検索すると観られるかもしれませんね🤔
【ワンピース】豆知識・雑学・小ネタ・トリビア「映画(劇場版)編」5選
- 豆知識75:映画『STRONG WORLD』はミスチルが主題歌を担当しなければ存在しなかった!?
- 豆知識76:映画『STRONG WORLD』は「クリスタル航海記」になる予定だった
- 豆知識77:映画『エピソードオブチョッパー』にはロビンやフランキーもいる
- 豆知識78:尾田っちが「製作」に関わっている作品には「FILM」が付く
- 豆知識79:尾田っちは映画で声優を務めている
豆知識75:映画『STRONG WORLD』はミスチルが主題歌を担当しなければ存在しなかった!?
映画『STRONG WORLD』は、アニメ放送10周年記念作品にして、10本目の記念すべき映画でした。
原作以外の仕事はしたくなかった尾田っち。1度は断るものの、その熱意と恩人からの頼みということもあり断りきれず・・・
実際は「主題歌が決まるまでは、それを信じて製作していた」とのことですが、やる気を出した尾田っちは「シナリオとキャラクターデザイン」に留まらず、最終的には「製作総指揮」を務めるまでになりました。笑
そんなお二人の貴重な対談は以下に収録されています。
尾田っちがファンで主題歌を希望したアーティストは他にもいます。
尾田っちが希望したアーティスト
- またね/DREAMS COME TRUE:エピソードオブチョッパー+ 冬に咲く、奇跡の桜(2008)
- 怒りをくれよ/GLIM SPANKY:FILM GOLD(2016)
ドリカムの「またね」には、7人の麦わらの一味とDr.ヒルルク&くれはがセリフで参加した『またね feat. ルフィ、ゾロ、ナミ、ウソップ、サンジ、チョッパー、ロビン、フランキー、ヒルルク、くれは』というコラボver.もあります。
GLIM SPANKYには「ルフィと、ONE PIECEと闘う気持ちで、主題歌を作ってください。」という注文が尾田っちからあったそうです。どちらも本当に「名曲」ですよ。
豆知識76:映画『STRONG WORLD』は「クリスタル航海記」になる予定だった
映画『STRONG WORLD』は、当初2009年3月に公開される予定で、告知までされていました。しかし、実際に公開されたのは2009年の12月12日です。
公開が9ヶ月も遅れたのは「一度は書き上げたシナリオを全て書き直したから」です。その捨てたシナリオのタイトルが「クリスタル航海記」でした。明かされた情報によると、次のとおり。
「クリスタル航海記」の内容
- 〝四郷のクリスタル〟を巡って麦わらの一味とシキが戦う冒険物語
- 大人向けの感動作(尾田っち談)
- ナミの過去を掘り下げる結構、衝撃的な内容(境監督談)
- シャンクス・白ひげ・センゴクなども登場する
「ナミの過去を掘り下げる結構、衝撃的な内容」というのは、7年後に発売された『STRONG WORLD』で監督を務めた境宗久さんの『キネマ旬報 2016年夏の増刊号』内のインタビューで明かされたものです。
境監督のこの発言が「ナミ出生の秘密」がよく考察される由縁になっているんでしょうね。個人的には「ナミの出生の秘密」は原作では詳しく描かれないと思っています。
尾田っちは『ONE PIECE FILM 「STRONG WORLD」 EIICHIRO ODA ARTBOOK』の中で「クリスタル航海記」の出来とボツにした理由について、こう語っています。
自分でもよくできたと思うし、そのまま映画になったとしても皆さんに十分喜んでもらえるようなものになったと思います。でも、完成した時、何かしっくりこなくて。
尾田栄一郎
自分が手がけるからには、これまでと違う新しいモノにしたいし、少年達を徹底的に喜ばせるようなワクワクできるモノを作りたい。
尾田栄一郎
こうして「感動」→「興奮」に大きく舵を切った『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』は完成したのです。・・・でも、「クリスタル航海記」も観てみたい…!!
ちなみに、シナリオを全て書き直したことによってジャンプでは「休載」が増え、編集長にも「いい加減に映画からは手を引かないか?」と言われる状況になってしまったそうです。
関連記事【ワンピース】ファンブック330冊超一覧【公式の関連書籍のみ】
豆知識77:映画『エピソードオブチョッパー』にはロビンやフランキーもいる
エピソードオブシリーズ(映画)
- エピソードオブアラバスタ 砂漠の王女と海賊たち(2007)
- エピソードオブチョッパー+ 冬に咲く、奇跡の桜(2008)
通称「エピソードオブシリーズ」は原作の物語を1本の映像作品にまとめたものです。個人的には、「この企画考えた人天才!!」だと思ってるのですが、賛否両論あります。
それは原作とは異なるパラレルワールドを描いているからです。『エピソードオブチョッパー+ 冬に咲く、奇跡の桜』はそれが顕著に現れています。
原作との相違点(一部)
- 「エニエス・ロビー編」後のストーリー
- ロビンとフランキーがいる
- ビビとカルーがいない
- 船がサニー号になっている
- ギア2・3が登場する
- ワポルの兄「ムッシュール」が登場する
物語は「エニエス・ロビー編」後まで進んでいますが、「それまで麦わらの一味には船医(チョッパー)が居なかった」というストーリーに再構築されているんです。
ワンピース・デビューのきっかけにふさわしい作品と言えますが、その後に原作を読むと少し混乱してしまうかもしれませんね。
ちなみに、映画オリジナルキャラクターであるワポルの兄「ムッシュール」の声は「みのもんた」さんが務めています。
関連記事【ワンピース】491キャラの声優(CV)一覧【ゲスト声優も】
のちに、映画は尾田っちが大きく関わる「FILMシリーズ」へ、「エピソードオブシリーズ」はTVスペシャル(土曜プレミアム枠)へと受け継がれています。
エピソードオブシリーズ(TVスペシャル)
- エピソードオブナミ〜航海士の涙と仲間の絆〜(2012)
- エピソードオブルフィ~ハンドアイランドの冒険~(2012)※
- エピソードオブメリー~もうひとりの仲間の物語~(2013)
- 〝3D2Y〟エースの死を越えて!ルフィ仲間との誓い(2014)※
- エピソードオブサボ~3兄弟の絆 奇跡の再会と受け継がれる意志~(2015)
- エピソードオブ東の海~ルフィと4人の仲間の大冒険!!~(2017)
- エピソードオブ空島(2018)
※は公式に「エピソードオブシリーズ」に数えられていますが、「リメイク作品」ではありません。
関連記事【ワンピース】エピソードオブシリーズ全9作品一覧【TVスペシャル】
豆知識78:尾田っちが「製作」に関わっている作品には「FILM」が付く
FILMを冠した映画
- 製作総指揮:ONE PIECE FILM STRONG WORLD(2009)
- 製作(総合プロデューサー):ONE PIECE FILM Z(2012)
- 製作(総合プロデューサー):ONE PIECE FILM GOLD(2016)
ワンピースの映画には、時折「THE MOVIE」がつくものと、「FILM」がつくものがあります。「FILM」がつく映画には尾田っちが〝製作に深く関わっている〟という特徴があるんです。
「FILMシリーズ」の中でも尾田っちが「製作総指揮」を務めた映画は『ONE PIECE FILM STRONG WORLD(2009)』だけです。
また、『STAMPEDE(2019)』では、『FILM Z』や『FILM GOLD』と同じ「総合プロデューサー」という立場ではありますが、「監修」に留まっています。
関連記事【ワンピース】映画(劇場版)の順番「全15本」【興行収入ランキング】
豆知識79:尾田っちは映画で声優を務めている
尾田っちは2002年に公開された映画で、なんと声優を務めているんです!
映画と言っても、メインの方ではなく『ONE PIECE 珍獣島のチョッパー王国』と同時上映された「ONE PIECE 夢のサッカー王!」という5分ほどのショートムービーの方です。
この映画の中のオリジナルキャラクター「オダッチ」役に声を当てています。これが普段の声とはぜんぜん違って上手いんですよね。忖度なしで。
ちなみに、なぜサッカーかと言うと、この映画が公開された直後に「日韓ワールドカップ」を控えていたからです。しかも、尾田っちは「サッカー部」でした。
【ワンピース】豆知識・雑学・小ネタ・トリビア「尾田栄一郎編」21選
- 豆知識80:ONE PIECEは5年で終わる予定だった
- 豆知識81:「ラストカット」は連載前から決まっている
- 豆知識82:考察が当たっていたらストーリーを変える?変えない?
- 豆知識83:尾田っちの最初のペンネームは「月火水木金土」
- 豆知識84:バラティエの名前の由来は尾田青年が高校生の時にバイトしていた「薔薇亭」
- 豆知識85:大学時代に「有名になるから」と言ってサインを配っていた!?
- 豆知識86:尾田っちは『るろうに剣心』のアシスタントだった
- 豆知識87:歴代の担当編集はONE PIECEの結末を知っている
- 豆知識88:「先生」と呼ばれるのが嫌いで担当編集者にもそう呼ばせない
- 豆知識89:ファンレターは全て読み、保管のためにマンションを借りている
- 豆知識90:「生きて動く物」は全て尾田っちが描いている
- 豆知識91:机の横に「わくわくする 演出」という貼り紙をしている
- 豆知識92:『ドラゴンボール』の鳥山明先生を「神」と崇めている
- 豆知識93:『HUNTER × HUNTER』の冨樫義博先生が尾田青年を講評している
- 豆知識94:キャラクターが泣くシーンを描いている時は尾田っちも泣いている
- 豆知識95:尾田家に「ATM」はない
- 豆知識96:『次郎長三国志』のDVD-BOXのイラストを手掛けている
- 豆知識97:「八味唐辛子」のイラストを手掛けている
- 豆知識98:147万円の「ライター」のデザインを手掛けている
- 豆知識99:尾田っちのご家族が製作した「LINEスタンプ」が販売されている
- 豆知識100:木村拓哉はONE PIECEのストーリーが知りたくてジャンプ編集部に直電したことがある
豆知識80:ONE PIECEは5年で終わる予定だった
そもそも『ONE PIECE』は5年で終了する予定で、最初の1年で仲間を集めて、大冒険を3年くらいして、最終章を1年……だったのですが、うまく行ってない感じで。
尾田栄一郎
上記は『Sound & Recording Magazine(2012年4月号)』で行われた「中田ヤスタカ」さんとの対談での発言ですが、この「ONE PIECE5年完結計画」は色んなメディアで語られていますよね。
しかし2021年、先にも触れた『るろうに剣心展 公式図録』の中で、和月伸宏先生の口から衝撃の事実が。「ONE PIECE5年完結計画」は尾田っちの〝記憶違い〟だったのです…!
「ゾロが隻眼になることは初期から構想されていた件」といい、本人より周りの人の方が正確に覚えているって〝あるある〟ですよね。
とにもかくにも『ONE PIECE』は5年でも10年でも終わらず、2023年7月で連載「26周年」を迎えます。
5年で終わらなかった理由
- 理由①:連載中に面白い事を思いつくから
- 理由②:尾田っちの誤算
- 理由③:尾田っちの見積もりが異次元
「ONE PIECE」が5年で終わらなかった理由を、尾田っちの発言から考えてみました(余計なお世話)。
理由①:連載中に面白い事を思いつくから
思いついちゃったら書くしかないんですよ。だって今週楽しませなきゃいけないじゃないですか読者を。面白い事を思いついたのに書かないのは失礼だと。本気出していないみたいじゃないですか。だから予定通り書いていくわけにもいかず、どんどん膨らんでいくんです。その結果がこれだと思ってください。
『ONE PIECE FILM GOLD』メイキング
上記は2016年7月23日にフジテレビで放送された『ONE PIECE FILM GOLD』メイキング『まさかの神降臨!尾田栄一郎がはじめて語る、ワンピースの真実に濱田岳も驚愕SP』にて肉声で語られたものです。
思いついた面白い事
- ①:王下七武海
- ②:最悪の世代(超新星)
王下七武海のこぼれ話も『ONE PIECE 総集編 THE LOG』の「連載ってワンダーランド」で明かされました。
ONE PIECEが20年やっても終わらない元凶がコイツらです。元々OPは5年で完結させる予定でした。四皇と呼ばれる海賊達と戦うお話です。…なのに、思いついちゃったんです。七武海。こんな奴らいたらカッコイイなーなんつってね。軽い気持ちでね。そしたらホラみたことか…この長期連載だよ!!なぜ、五武海とか二武海くらいにしとかなかったんだよ!七がカッコよかったからだよ!!まあ、描きたいもの描いたんだから後悔などはありませんが。あるよ少し!!
尾田栄一郎
「最悪の世代(超新星)」は前述のとおりです。
また、尾田っちは次のようにも発言されているので、思いついた面白い事はすべて『ONE PIECE』の中でやってしまうつもりなのでしょう。
『ONE PIECE』の新しいシリーズを始めるときは、毎回新しく漫画を描くつもりでやっている。一休みして別の漫画を始めても、この漫画で全部やってしまっても、作家としてのやりたいものの消化という意味では同じだと考えている。
SWITCH Vol.27 No.12(2009年12月号)
『ONE PIECE』を書き終えたら漫画家を辞めようと思っているんです。正確に言うと長期連載はもうしないと心に誓っている。これが遺作だと思って頑張ろうという気持ちが、モチベーションを持ち続けていられる理由ですね。
Sound & Recording Magazine(2012年4月号)
理由②:尾田っちの誤算
ー物語が息長く続く理由は何でしょうか。
キャラクターが勝手に動くからですかね……。仲間集め一つとっても、連載当初は、悪人をやっつけて、そいつを仲間にして、とゲーム感覚で考えていたんです。でも、真剣に人間に向き合ってみると、いきなりやってきた少年から「俺と海賊になろう」と言われても、自分はついて行かない。物語に説得力がないと、仲間にならないとわかった。
読売新聞(2018年7月)
確かに、仲間集めが前提だった「偉大なる航路(グランドライン)」前半までは、ルフィも相手のことをよく見ていましたし、各編の終わりにはそのキャラクターが「麦わらの一味」に加入しても違和感のない説得力がありましたよね。
ちなみに、連載からちょうど1年経過した6巻45話(ジャンプ1998年34号)は、ルフィがバラティエでサンジ(4人目)を仲間に誘う回でした。
理由③:尾田っちの見積もりが異次元
【エピソードオブ #ジャンプフェスタ】
・2002/12/17:258話〝いろんな南〟掲載
・2002/12/21・22:「来年中に仲間が1人減ります」発言〜約3年10ヶ月後〜
・2006/10/07:430話〝降りそそぐ追想の淡雪〟掲載
2024年、夏までに『ONE PIECE』は終わるのか⁉️#ONEPIECE #ワンピース #尾田栄一郎 pic.twitter.com/WuolvMhheA
— ヘボ|たまに神木さんとコラボする人 (@HEBOCHANS) December 19, 2021
コアなファンであれば尾田っちの「あと何年」を鵜呑みにする方が珍しいでしょう。根拠はジャンプフェスタのメッセージにあります。
毎年末に行われる「ジャンプフェスタ」では尾田っちのメッセージが、ルフィ役の田中真弓さんによって読み上げられます。これはまだ尾田っちが実際にステージに登壇していた2002年末の話です。
ジャンプフェスタ2003
- 2002/12/17:258話「いろんな南」掲載(2003年3・4号)
- 2002/12/21・22:「来年中に仲間が1人減ります」発言
- 2006/10/07:430話「降りそそぐ追想の淡雪」掲載(2006年45号)
「ジャンプフェスタ2003」が行われた2002年12月21・22日のステージにて、尾田っちが「来年中に仲間が1人減ります」と爆弾発言。
この4日前に発売された2003年3・4号に掲載されていたのは、258話「いろんな南」で、空島で麦わらの一味がシャンディアの戦士達とサバイバルしていた頃です。
結果、仲間というのは「ゴーイング・メリー号」のことなのですが、メリーとの別れが描かれたのは、なんと「約4年後」の2006年10月7日(土)に発売された2006年45号の430話でした。
その後のジャンプフェスタでも尾田っちの「発言(構想)」から「実現」までには、常に〝タイムラグ〟があります。
去年のジャンプフェスタでファンを泣かせた発言のアレ。今年中にその話までいけないです。いやあドンマイ。
週刊少年ジャンプ 2004年2号
そして、2019年8月30日に「Fischer's -フィッシャーズ-」のYouTubeチャンネルで公開されたインタビューで再び衝撃の発言が飛び出しました。
Q:ONE PIECEのストーリーはあと何年くらい続く?
A:あと5年で終わりたい。
2019年8月30日 on YouTube
あくまで「希望」ではありますが、2024年夏までに『ONE PIECE』はどう考えても終わりません(断言)。笑
たとえ何年かかっても尾田っちが納得する形で、尾田っち自身の手で、描き終えてくれれば私たちはそれで良いんです😌
あ、「ONE PIECEは人気作品だから、集英社が終わらせないように間延びさせている」みたいな、自分の頭で物事を考えられない人たちには、2018年の『創刊50周年記念 週刊少年ジャンプ展VOL.3 公式図録』を。
僕は、責任感が強くないんです。もし『ONE PIECE』を終わらせる時が来たら、編集部から『もっと続けてくれ』と言われたところで、それを聞く気もないですしね。僕が終わるのは、僕の自由。まあ……終われないんですけどね。ストーリーがまだまだあるので。
尾田栄一郎