ジョイボーイの正体が知りたい!
元ネタや面白い考察も聞かせて!
こういった要望に応える記事を用意しました!
本記事の内容
- まとめ:ジョイボーイとは
- ジョイボーイの初登場は何話?
- 豆知識:ジョイボーイの元ネタ・モデル
- 考察:ジョイボーイの正体とは
- ①:ある巨大な王国の王の1人説【Dの王国】
- ②:眼帯の海賊(世界初の海賊)説
- ③:ルフィの祖先「モンキー・D・◯◯◯◯」説
本記事は、「ジョイボーイ」のまとめ・元ネタ・考察まで、すべて網羅した【完全保存版】になります。
コミックス化が終わるまでは、どれとは言いませんが、1114話で考察が的中しました!
そこで、本記事をふくむ「ワンピースの核心に迫る6つの説」を動画にしたので、合わせてご覧くださいね。
また、ぼくが〝20社〟以上を徹底比較して見つけたワンピースを「無料で4冊ゲットする方法」が次のとおり。
無料で4冊GETしたいあなたへ
『U-NEXT』で600pt、『コミック.jp』で1,200pt、『music.jp』で600ptが無料でもらえるので、そのポイントで最新刊をふくむコミックスが4冊ゲットできるんです。
\ まずは無料トライアル /
期間内に解約すれば完全無料
キャンペーンは予告なく変更・終了する可能性あり
まずは、「ジョイボーイ」をサクッとおさらいです。
もくじ
【ワンピース】ジョイボーイとは
- 空白の100年に実在した地上の人物
- 当時の人魚姫(ポセイドン)に魚人島との約束を破った謝罪文を残した
- リュウグウ王国には、いずれジョイボーイに代わって約束を果たしに来る者が現れるという伝説がある
- 約束の舟ノアを使おうとした(66巻649話)
- ラフテルに〝とんでもねェ宝〟を残した人物(96巻967話)
- ワノ国はジョイボーイが現れる日までに開国せねばならない(96巻968話)
- カイドウ「お前もジョイボーイにはなれなかったか…」(100巻1014話)
- ジョイボーイもゴムゴムの実の覚醒者(ニカ)だったっぽい(103巻1043話)
魚人島やワノ国とも関係があり、ラフテルに〝ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)〟を残した「最重要人物」ですね。
また、おでんやカイドウはこう言っていました。
96巻968話
(前略)だがいつか〝ジョイボーイ〟が現れる日までに〝開国〟せねば……!!!
光月おでん
100巻1014話
お前も…〝ジョイボーイ〟には……なれなかったか………!!
カイドウ
ジョイボーイにはなれるのです。
104巻1050話
キング…おれはジョイボーイが誰だかわかった この先おれを倒した男だ!!!
カイドウ
そして、ワノ国でルフィが〝現代のジョイボーイ〟になりました。ジョイボーイは2人いるのです。
本記事では、800年前のジョイボーイの正体を考察しつつ、現代のジョイボーイとの関係まで解き明かしていきます!
ジョイボーイの初登場は何話?A.64巻628話です。
64巻628話
……今まで読んできた〝歴史の本文(ポーネグリフ)〟とは…少し違うみたい……まるで手紙…それも謝罪文……
一体…誰に謝ってるの?あなたは何者なの?〝ジョイボーイ〟……
ニコ・ロビン
ロビンの台詞で、初めてその名前が登場しています。
また、この謝罪文は、当時の人魚姫(ポセイドン)に宛てられたものでした。
空白の100年には、ポセイドンの力を正しく導けなかった。もしくは、その機会すら作れなかったのでしょう。
63巻626話
海王類と話せる人魚…つまり しらほしの元には いつか その力を正しく導く者が現れ…
そしてその時 世界には大きな変化が訪れる…!!という言い伝え
オトヒメ
ポセイドンの力を正しく導く者、それがジョイボーイですよね。
オトヒメの台詞に描かれた海王類と「シルエットの人物」こそジョイボーイではないか?
とよく言われますが、これは当時の人魚姫(ポセイドン)でしょう。
66巻653話
ルフィ様いつかまたお会い…お会いできましたなら…!!その時は…もう泣き虫卒業しておきますから…!!…また楽しい〝お散歩〟に連れ出して下さいませ……!!
……今度はもっと遠くへ…!!海の上の本物の…「森」という場所へ!
しらほし
現代のジョイボーイ・ルフィも、現代の人魚姫(ポセイドン)と「約束」をしていますよね。
筆者はそう考えています。ちなみに、ロビンがジョイボーイの謝罪文を見つけた場所は、魚人島の「海の森」でした。
ジョイボーイは、魚人島を本物のタイヨウの下に連れて行ってあげられなかったことを謝罪したのです。
本格的に考察を始める前に、ジョイボーイには元ネタがあることをご存知ですか?
【ワンピース】ジョイボーイの元ネタ・モデル【豆知識】
想像と幻想の不思議な世界
2022年3月8日、ワンピース考察系YouTuberたちのTwitterにリプが飛ばされ、ジョイボーイの元ネタ(モデル)が発見されたのです!
Amazonでは最高18万円まで価格が高騰した『想像と幻想の不思議な世界』です(Encyclopedia of Things That Never Were)。
現実の「ジョイボーイ(Joyboy)」の全文が、次のとおり。
ジョイボーイ(Joyboy)とは
踊り、歌い、歓呼の声をあげたいという人間の欲求を具現化した西インド諸島の人物。彼は寒冷地の祭礼に華を添える踊り子の神の親類にあたり、どうやら、初期の奴隷船に乗って西アフリカからカリブ海へ渡ってきたらしい。
ジョイボーイは、人間の抱えるあらゆる欠点や問題を絶えず笑い飛ばして、思わず引きずり込まれてしまうリズムで太鼓をたたきながら、人間の苦悩をいやしている。
ジョイボーイの音楽を聴いた者は、だれでもそれに合わせて踊ったり歌ったりせずにはいられないようになり、ついには、その肩から絶望という黒いマントを振り落としてしまうのである。
ジャズ・プレーヤーの中にはジョイボーイのリズムを自分の物にしたと自称する者もいるが、彼らの音楽は、へとへとになるまで人間を踊らせ続ける激しいダンス熱から活気を取り去った、まがい物にすぎない。
想像と幻想の不思議な世界
ワンピースとの類似点は、次のとおり。
ワンピースとの類似点
- 神の親類
- 奴隷船
- リズムで太鼓をたたきながら
- 人間の苦悩をいやしている
ジョイボーイと言うより〝太陽の神ニカ〟そのものですよね。
本書を読破し「ワンピースとの類似点」をすべて洗い出した別記事は以下をどうぞ。
関連記事【ジョイボーイの元ネタ】想像と幻想の不思議な世界とワンピースの56の類似点
では、「ジョイボーイ」の考察を始めましょう!
【ワンピース考察】ジョイボーイの正体はルフィの祖先で眼帯の海賊説
本章の考察をふくむ6つの説を、1本の動画にしました。
全考察、的中開始。
ジョイボーイの正体を解き明かす、3つの説が次のとおり。
3つの仮説
- 考察①:ジョイボーイの正体は、ある巨大な王国の王の1人説【Dの王国】
- 考察②:ジョイボーイの正体は、眼帯の海賊(世界初の海賊)説
- 考察③:ジョイボーイの正体は、ルフィの祖先「モンキー・D・◯◯◯◯」説
順番に見ていきましょう!
考察①:ジョイボーイの正体は、ある巨大な王国の王の1人説【Dの王国】
41巻395話
その脅威が何なのかは解き明かさねば わからんが全ての鍵をにぎる かつて栄えた その王国の名は(ドォン!!)
クローバー
「ある巨大な王国に誰が住んでいたのか」まではクローバー博士は教えてくれませんでしたが、筆者はストレートに〝Dの一族〟であると仮定します。
さらに、800年前の〝ジョイボーイ〟もDの一族です。
Dの一族が〝神〟と敵対する存在であることは元天竜人のコラさんが教えてくれましたね。
77巻764話
〝神〟を仮に〝天竜人〟とするならば お前達の目的は…!!〝この世界の破壊〟なのかもしれない
だがドフィの目指すそれとは全く意味が違う!!〝D〟には〝神〟に相対する思想があるハズだ
コラソン(ドンキホーテ・ロシナンテ)
「ジョイボーイ」には元ネタがありましたが、この「ある巨大な王国」にも元ネタがありそうです。
ソースは同じく『想像と幻想の不思議な世界』です。
海底に沈んだ王国「アトランティス」
何世紀にもわたってアトランティスは世界の中心だった。平和と安全は強力な陸・海軍によって守られ、他国がけっして手出しできないほどのものだった。この下でアトランティスの人々は高度で繁栄した生活を十分に楽しんだのである。
想像と幻想の不思議な世界
本書によると、アトランティスとは、こんな場所です。
アトランティスとは
- 世界中の他のどこよりも美しい島
- ポセイドンの息子10人が王
- 名前の由来は長男アトラス
- アトラスによって統率される会議が5年おきにある
- 人々は活気にあふれ、知的、工芸や技術に熟達し、島の資源利用にも熱心
- 科学者や技術者が発見したものを他国との交易で盛んに取り扱った
- 色鮮やかな庭園、花をつけた木々の森、きらきら光る無数の泉
- 人々は美しく、自由を楽しんでいる
- 高度で繁栄した生活
自由を愛するルフィの思想や、エッグヘッドで判明した事実をもとに類似点をひねり出してみます(`・ω・´)ゞ
アトランティスとワンピース
- ポセイドン
- 息子10人が王
- 会議が5年おきにある
- 科学者
- 自由を楽しんでいる
- 高度で繁栄した生活
海神ポセイドンの息子10人が王を務め、5年おきに「会議」があり、人々は〝自由〟を楽しんでいたと言うのです。
ある巨大な王国もまた、1人ではなく、10人の王が納める王国だったのかもしれません。
Dの家系
- ①:モンキー家(ガープ・ドラゴン・ルフィ)
- ②:ゴール家(ロジャー)
- ③:ポートガス家(ルージュ・エース)
- ④:ハグワール家(サウロ)
- ⑤:トラファルガー家(ロー・ラミ)
- ⑥:マーシャル家(ティーチ)
- ⑦:ロックス家(ジーベック)
まだ、明かされてないDの家系が出てきそうですよね。
そう仮定すると、世界政府がやっているこれらは「ある巨大な王国のマネごと」なのかも。
ある巨大な王国のマネごと?
- ①:たった1人の王などいない
- ②:4年おきに世界会議(レヴェリー)がある
「支配なんかしない」というルフィも〝海賊王〟にはなる気なので、「王 = 支配」ではないのです。
支配なんかしねェよ この海で一番自由な奴が海賊王だ!!!
モンキー・D・ルフィ
また、ワンピース最大の謎の一つ。「Dの意味」、そして「Dの一族」にも元ネタがありそうです。
Dの一族の元ネタ
- D:de(ドまたはデ)
- Dの一族:テンプル騎士団
Dの元ネタは、「フランス革命」以前に法律で貴族の名前につけることが定められていた前置詞〝de〟でしょう。
また、Dの一族のモデルは「テンプル騎士団」と考えて良さそうです。
フランスの貴族によって作られ、歴代の総長20/23名には「de(ド)」または「de(デ)」がついていました。
テンプル騎士団の歴代総長(1118年 - 1314年)
代目 | 英語 | カナ | 在任期間 |
1 | Hughes de Payens | ユーグ・ド・パイヤン | 1118 - 1136 |
2 | Robert de Craon | ロベール・ド・クラオン | 1136 - 1146 |
3 | Everard des Barres | エヴェラール・デ・バレス | 1146 - 1149 |
4 | Bernard de Tremelay | ベルナール・ド・トレムレ | 1149 - 1153 |
5 | André de Montbard | アンドレ・ド・モンバール | 1153 - 1156 |
6 | Bertrand de Blanchefort | ベルトラン・ド・ブランシュフォール | 1156 - 1169 |
7 | Philippe de Milly | フィリップ・ド・ミリー | 1169 - 1171 |
8 | Odo de St Amand | オドー・ド・サンタマン | 1171 - 1179 |
9 | Arnaud de Toroge | アルノー・ド・トロージュ | 1179 - 1184 |
10 | Gérard de Ridefort | ジェラール・ド・リドフォール | 1185 - 1189 |
11 | Robert de Sablé | ロベール・ド・サブレ | 1191 - 1193 |
12 | Gilbert Horal | ジルベール・オラル | 1193 - 1200 |
13 | Phillipe de Plessis | フィリップ・ド・プレシス | 1201 - 1208 |
14 | Guillaume de Chartres | ギヨーム・ド・シャルトル | 1209 - 1219 |
15 | Pedro de Montaigu | ペドロ・デ・モンタギュー | 1219 - 1230 |
16 | Armand de Périgord | アルマン・ド・ペリゴール | 1232 - 1244 |
17 | Richard de Bures | リシャール・ド・ビュレ | 1245 - 1247 |
18 | Guillaume de Sonnac | ギヨーム・ド・ソナク | 1247 - 1250 |
19 | Renaud de Vichiers | ルノー・ド・ヴィシエ | 1250 - 1256 |
20 | Thomas Bérard | トマ・ベラール | 1256 - 1273 |
21 | Guillaume de Beaujeu | ギヨーム・ド・ボージュー | 1273 - 1291 |
22 | Thibaud Gaudin | ティボー・ゴーダン | 1291 - 1292 |
23 | Jacques de Molay | ジャック・ド・モレー | 1292 - 1314 |
また、テンプル騎士団は当時のフランス王に金を貸すほどの財力を持っていました。
これはクローバー博士の台詞につながりそうです。
41巻395話
かつては強大な力を誇った様だが その国の情報は執拗なまでにかき消されておる
クローバー
そう、Dの一族とは、ある巨大な王国の王族につけられる「目印」だったのです!
つまり、〝D〟にとくに意味はないんです。正確には「なかった」んです。
空白の100年に、20の連合国に敗北したことで意味を持つようになりました。
Dの意味とは(血縁から意志へ)
- Dの一族:王族の証
- Dの意志:夜明け(Dawn)を望む者
前述のとおり、Dの一族は、ある巨大な王国の「王族の祖先」を表しています。
しかし、空白の100年以降、ある巨大な王国の「思想と存在の復活を望む者」なら誰でも名乗ることができるようになったのです。
107巻1085話
「〝歴史の本文(ポーネグリフ)〟を守りなさい 〜ゆく世界に夜明けの旗をかかげ」………「ネフェルタリ・D・リリィ」
ネフェルタリ・コブラ
空白の100年に20の連合国だったネフェルタリ家は、明らかに「ある巨大な王国の王族」ではありませんよね?
関連記事【ワンピース考察】リリィはジョイボーイの一味→アマゾンリリーの皇帝説
ネフェルタリ家は敵国だったある巨大な王国の思想に感銘を受け、戦争への勝利を後悔し、「太陽のシンボルとDの意志」を掲げるようになったのです。
41巻395話
その王国の〝存在〟と〝思想〟こそが お前達「世界政府」にとっての脅威なのではないのか!!!
クローバー
そして、ある巨大な王国の思想は、太古の昔に実在した「太陽の神ニカ」の思想そのものです。
「空白の100年」と「太古の昔」の考察は別記事をどうぞ(アラバスタは空白の100年後に太陽のシンボルを掲げた説は見事的中!)。
関連記事【ワンピース考察】空白の100年の歴史の真実はこれだ
関連記事【ワンピース考察】太陽の神ニカはゴムの木の精霊で、悪魔の実の創造主説
「テンプル騎士団(フリーメイソン)」や「フランス革命」も別記事でくわしく解説しています。
合わせてどうぞ
では、そんな「ある巨大な王国」の王の1人で、最重要人物「ジョイボーイ」の正体とは?
物語の終盤に一度だけ登場する「眼帯の海賊」です。
ワンピース連載10周年(2007年)にリリースされた関連本に挟まっていたチラシ『ワンパラ(ONE PIECE PARADISE)』をご存知ですか?
考察②:ジョイボーイの正体は、眼帯の海賊(世界初の海賊)説
ワンパラ Vol.5
実はワンピースの本編には、今まで一度も〝眼帯の海賊〟が登場していないんです。
(前略)ONE PIECEには実は今まで、本編において、たった1人も眼帯の海賊が登場していないんです!!…うん、どうでもいいでしょうが。
実はこれが僕のささやかな裏ポリシーです。…「何も!海賊がみんな眼帯してるわけじゃないんだぞ!!別に!!眼帯使わなくても海賊は描けるんだぞ!!」
尾田栄一郎
全文は長いので割愛しますが、続いて尾田っちはこうも言っています。
(前略)こんな気持ちで、見た目何でもない ただの少年の海洋冒険は始まりました。
つまり、みんなの頭に固まった海賊のイメージがあるのなら、僕は少年がそこへ行きつくプロセスを描いてやろうと思ったわけです。
尾田栄一郎
ストレートに読み解くと、ルフィが物語の終盤で眼帯をすることになりそうですよね🤔
(前略)とはいえ、別に僕が眼帯の海賊ギライというわけじゃないので、ONE PIECEという大きな物語の終盤、一度だけ、まさに〝眼帯の海賊〟が登場します。はやくそいつを描きたくてウズウズしてます。
尾田栄一郎
ルフィの可能性もぜんぜんありますが、はやくそいつを描きたくてウズウズしてる割りには、描いちゃってるんですよね。
そこで仮説です。
眼帯の海賊はルフィ説は、半分正解で、半分間違い。つまり、こういうことです。
半分正解で、半分間違い
- 800年前のジョイボーイ:眼帯の海賊
- 現代のジョイボーイ:ルフィ
描いちゃった〝眼帯の海賊〟は、左目の下に傷があるので、たしかにルフィですが、実際に本編に登場するのは、800年前のジョイボーイなのです。
つまり、この仮説はこうも言い換えられます。
かつてのジョイボーイの足跡を考察してみましょう。
Road to Laugh Tale
- ①:100年戦争で敗北を悟り、王国の財宝を持ち出し、海へ出る
- ②:財宝を狙われ、争い、やがてドクロマークを掲げ、海賊と呼ばれる
- ③:同盟国に〝ポーネグリフ〟を、海賊に『ビンクスの酒』を残す
- ④:見えぬ島ラフテルにたどり着き、「空白の100年の真実」と〝ワンピース〟を隠す
私の仮説が正しければ、ジョイボーイは「ある巨大な王国」の王の1人です。
41巻395話
おそらく後に「世界政府」と名乗る連合国の前に敗北を悟った彼らはその思想を未来へ託そうと全ての真実を石に刻んだのじゃ それこそが現代に残る〝歴史の本文(ポーネグリフ)〟………!!!
クローバー
クローバー博士の言葉のとおり、敗北を悟ったジョイボーイは「新時代」に託しているんです。
ジョイボーイが残したもの
- ①:歴史の真実を、ポーネグリフに
- ②:ビンクスの酒を、海賊に
- ③:ひとつなぎの大秘宝を、ラフテルに
また、「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」の正体は、おでん漫遊記のとおり、〝莫大な宝〟です。
96巻967話
本当にあった〝莫大な宝〟を目の前に…(後略)
光月おでん
つまり、かつては強大な力を誇った「ある巨大な王国の遺産」ですね。
話をテンプル騎士団に戻します。
エピソード・オブ・フリーメイソン
その後、一修道士の団体とは思えぬ程の力をつけた彼らを良く思わないフランス国王・フィリップ4世は、当時の総長であるジャック・ド・モレーに廃止を要求します。
当然、モレーは拒否しますが、構成員は同性愛や悪魔崇拝、キリスト冒涜など「いわれのない罪」で異端審問にかけられ、1312年、テンプル騎士団は廃止され、モレーは火あぶりの刑で処刑されてしまいます。
その後、スコットランドに逃れた残党の一部が騎士団を再興、その財力を活かしてフリーメイソンとして蘇ったと言われています(諸説あり)。
テンプル騎士団がフリーメイソンになるまでの流れが、まさにジョイボーイの足跡です。
テンプル騎士団とワンピース
- 歴代の総長に〝de〟がついている
- モレーの遺骨が海賊旗の起源
- 残党の一部が、海賊になった
- 残党の一部が、石工職人になった
- テンプル騎士団の繁栄は西暦1,200年頃(800年前)
処刑された、モレーの遺骨を掘り起こすと「頭蓋骨と2本の大腿骨がクロスした状態」で発見されました。
これを見たテンプル騎士団の残党が「人は頭蓋骨と2本の骨さえあれば復活できる」という意味を込めて、〝海賊旗(ジョリー・ロジャー)〟を作ったと言われています。
そして、残党の一部は海へ出て、「海賊」になったのです。
また、スコットランドに逃れた残党は「石工職人」になりました。この石工たちが「フリーメイソン」を作り上げたと言われています。
フリーメイソンのシンボルマークは、石工の「コンパスと定規」の名残りで、「Mason」はそのまま〝石工〟という意味です。
ワンピースでは、光月家が石工の一族で、ポーネグリフを残したんでしたよね。
82巻818話
ワノ国 光月の家系ゆうがは実は代々 石を切り出し加工する〝石工〟の一族 今なお高い技術力を持っちゅうがじゃ
そうじゃ800年前の大昔…!!その光月一族の腕で作られた壊せぬ書物 それが〝歴史の本文(ポーネグリフ)〟ぜよ!!!
ネコマムシ
また、テンプル騎士団が強大な力を誇っていたのは「西暦1,200年」。ワンピースの連載がスタートした1997年から数えると・・・「800年前」ですね。
こうして見ると、「テンプル騎士団(フリーメイソン)と空白の100年の歴史」に大きなつながりを感じますよね。
かつてのジョイボーイの足跡をもう一度。
Road to Laugh Tale
- ①:100年戦争で敗北を悟り、王国の財宝を持ち出し、海へ出る
- ②:財宝を狙われ、争い、やがてドクロマークを掲げ、海賊と呼ばれる
- ③:同盟国に〝ポーネグリフ〟を、海賊に『ビンクスの酒』を残す
- ④:見えぬ島ラフテルにたどり着き、「空白の100年の真実」と〝ワンピース〟を隠す
ある巨大な王国の王「ジョイボーイ」が、王国の遺産を持ち出し、海へ。
財宝を狙われ、争うことで〝海賊〟と呼ばれ、ドクロマーク(海賊旗)を掲げるようになったのです。
最初の海賊なら〝眼帯の海賊〟にふさわしいですよね。
ちなみに、イム様の元ネタとも言われるフランスの国王・フィリップ4世はテンプル騎士団に借金をしていました。
借金を踏み倒した挙げ句、不当な弾圧によってテンプル騎士団を滅ぼしたわけですが・・・
テンプル騎士団が残した財産は「その1割ほどしか回収できなかった」と言われています。
「ひとつなぎの大秘宝の正体やロジャーが笑った理由」は別記事をどうぞ(スーパーカミキカンデとのコラボ動画もあります)。
関連記事【ワンピース考察】ひとつなぎの大秘宝の正体と笑い話の意味を完全解明!
ワンパラは『ONE PIECE GREEN SECRET PIECES』に転載されてますよ。
考察③:ジョイボーイの正体は、ルフィの祖先「モンキー・D・◯◯◯◯」説
これまでの仮説が正しければ、「この3人」には、こんな構図ができあがります。
ジョイボーイとロジャーとルフィ
- 800年前、ラフテルに宝を残したD:ジョイボーイ
- 25年前、ラフテルにたどり着くも早すぎたD:ゴール・D・ロジャー
- 現代、ラフテルの宝を手に入れるD:モンキー・D・ルフィ
かつてのジョイボーイが海賊の起源なら、こうです。
海賊の歴史
- 世界初の海賊:モンキー・D・◯◯◯◯
- 世界初の海賊王:ゴール・D・ロジャー
- 未来の海賊王:モンキー・D・ルフィ
何かと共通点の多いロジャーとルフィですが、ロジャーはエースの父親でした。
では、ジョイボーイは?ルフィの祖先です。
ジョイボーイとは
- 800年前のジョイボーイ:ゴムゴムの実の覚醒者「ニカ」
- 現代のジョイボーイ:ゴムゴムの実の覚醒者「ニカ」
ロジャーとルフィの決定的な違いは、ゴムゴムの実の能力者ではなかったことです。
800年前のジョイボーイとルフィの決定的な共通点は、ゴムゴムの実の能力者で、ニカの覚醒者であることですよね。
103巻1043話
(前略)〝解放のドラム〟が聞こえる 800年振りに聞く……!!間違いない そこにいるぞ ジョイボーイが…!!帰って来た!!!
ズニーシャ
祖先(ジョイボーイ)の悲願を、800年振りに子孫(ルフィ)が果たす。それがワンピースという物語なのです。
当の本人(ルフィ)はそんなことまったく考えてないですけどね。笑
いま明かされている情報から考えると、これ一択ですよね。
とはいえ、後世に残す歌に「自分の名前」をつけるって自己顕示欲がスゴいので、本名はまた別なのかな?とも思います。笑
ビンクスとは
- ①:ジョイボーイの本名説
- ②:ある巨大な王国の名前説
ある巨大な王国の名が「ビンクス説」もありますが、王国の名前にはもっと「太陽」寄りの名前がつけられていると考えています。
かつて栄えたその王国の名は
- ①:ドーン説
- ②:ニカ説
私の仮説が正しければ、Dが意味を持ったのは空白の100年以降なので、そもそもの名前が「ドーン(夜明け)」ってことはないと思うんですよね。
関連記事【ワンピース考察】ビンクスの酒(古代兵器)をラフテルに届ける必要がある説
ちなみに、かつてのジョイボーイは「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」と共にラフテルで、ルフィを待っています。
「ロジャーたちが笑った理由」もそれです。くわしくは別記事をどうぞ(スーパーカミキカンデとのコラボ動画もあります)。
関連記事【ワンピース考察】ひとつなぎの大秘宝の正体と笑い話の意味を完全解明!
まとめ:ジョイボーイの正体を考察!懸賞金は?【ワンピース】
3つの元ネタからジョイボーイの正体に迫りました。
3つの元ネタ
- ジョイボーイ → ジョイボーイ
- ある巨大な王国 → アトランティス
- Dの一族 → テンプル騎士団(de)
とはいえ、これじゃ「まんま」ですよね。
尾田っちが元ネタをそのまんま使うことなんてあった?名前くらいじゃない?
という声が聞こえてきそうですが、ワンピースの根幹に近づくことは、少年時代の尾田栄一郎に近づくことです。
最終章こそ「元ネタが色濃く反映されるのかも🤔」と思ったりもするんですよね。
また、ジョイボーイも海賊だったのなら、懸賞金がかけられていた可能性もありますよね?
とはいえ、まだ20の連合国→世界政府になったばかりなので、そもそも「懸賞金」制度自体がなかったのではないでしょうか。
その前に・・・
無料で4冊GETしたいあなたへ